単体考察 ビルドレ型ミミッキュ
ドレパン自体は威力も低く、そこまでの脅威と取らない人も多いが、自分はビルドアップと組み合わせたビルドレ型に可能性を感じた。
そもそもミミッキュの強さとは、ばけのかわを盾にした強引な積みであり、1積みで役割対象が大きく広がるビルドアップは相性がいい。
従来の剣舞型では、
①ミミッキュ剣舞→相手かわ剥がす
②ミミッキュ攻撃→相手倒れる
③相手死に出しに対しミミッキュ影打ちで退場
の流れがメインだった。
一方ビルドレ型では、
①ミミッキュビルド→相手かわ剥がす
②ミミッキュ攻撃→相手倒れる
②' 相手攻撃→ミミッキュ耐えて攻撃
③相手対面で体力満タンまたはドレパンで回復したビルド1積みミミッキュ
となり、1体倒した後の状況がかなり変わってくる。
具体的な調整等はまだ計算していないが、今後ミミッキュの有力な型になるのではないかと思い取り急ぎ記事にさせてもらった。
今回の記事はここまで。お付き合いいただきありがとうございました。
でんきタイプとじめんタイプのライバル関係③
前回
http://ryusui-poke.hatenablog.com/entry/2017/11/19/170756、
前々回
http://ryusui-poke.hatenablog.com/entry/2017/11/19/095211
の記事に引き続き、でんきおよびじめんタイプについて考察していく。
今回は現環境で活躍できそうなでんき、じめんタイプのポケモンについて考察していく。
個人的に今もっともアツいポケモン。かたやぶりにより現環境最強のミミッキュをアイヘで確1にできる。このポケモンは砂エースとしても優秀なのは言うまでもないが、それ以上にかたやぶり型を評価したい。かたやぶりのメジャーな型はタスキステロ型、スカーフ持ち、残飯orチョッキ型など。対ミミッキュ性能の高さだけで、このポケモンの評価はかなり高いものになると思う。
②サンダー
スペックとして尖ったものはないが、隙を見せにくく誤魔化し性能が高い。攻めれば熱風やめざ氷でサイクルを崩し、守れば毒羽、電磁羽で粘り強さを発揮する。どちらかといえば、現環境にはスカーフやZ持ちなど攻め寄りの個体が刺さるのではないか。
最メジャーといえる10万冷Bの型は、シンプルながら受けにくく強力。 SM最終期にて流行を見せた永久保証ポリZは、対面からマンダすら起点にする動きがとれる秀逸な型。Zテクスチャーででんきタイプになることで、でんきを受けながらじめんを崩す動きができるため、積みサイクルにおいて一線級のポケモンだと思う。
今回の記事はここまで。お付き合いいただきありがとうございました。
でんきタイプとじめんタイプのライバル関係②
さて、前回の記事 http://ryusui-poke.hatenablog.com/entry/2017/11/19/095211 に引き続き、でんきおよびじめんタイプに強いポケモンを考察していく。
①メガフシギバナ
でんきとじめんを半減できるといえばくさタイプ。その中でもメガシンカによる高いスペックを持つのがメガフシギバナだ。現状、でんきタイプのサブウェポンとして採用されるめざ氷、草結び、気合玉、ヘドロウェーブ等の技を軒並み半減以下に抑える優れた耐性を持つ。くさタイプならではの補助技も絡めて器用な立ち回りができるポケモンだ。
このポケモンでネックとなるのは、現環境でトップメタの2大メガシンカ、ボーマンダとリザードンに隙を見せること。リザードンはともかく、ボーマンダに太刀打ちするのは不可能といえるレベルである。これらのメガの取り巻きに強いことは多いため、メガフシギバナ側の取り巻きでこれらのメガをケアする構築が組めれば刺さるだろうか。
一般枠のくさタイプ筆頭。現在のフェアリー環境を見れば刺さるのは一目瞭然。それゆえ対策も多岐にわたり、不意の炎技があちこちから飛んでくる。ナットレイ使いの上級者はそれを逆手に取った選出誘導や釣り出し、釣り交換がうまい印象。現環境トップメタのボーマンダ、リザードンとの相性もよく、サイクル主体のパーティでは大いに活躍できる。使い手の技量が試されるポケモン。
③みず・じめんタイプ
候補が多いため一括りで。ラグラージ、トリトドン、ヌオーなど。これらのポケモンは、主に耐久と補助技を活かしてサイクル寄りの構築に採用されやすい(メガラグラージを除く)。でんきタイプへの受け出し性能は申し分なく、じめんタイプとも対面からは充分に戦える。しかし、昨今ではでんきタイプが草結びを持つことも多く(主にカプ・コケコ)、不意の役割破壊を受けやすいのが鈍足ポケの多いみず・じめんタイプの宿命である。数値的にも環境のインフレに置き去りにされつつあり、これからの環境で生き延びるのは雨パのメガラグラージくらいと予想される。
●でんきvsじめん、この先生きのこるのは
でんきタイプ、じめんタイプのライバル関係は今後も続くと思われる。その上で、個人的にはでんきタイプに焦点を当てたい。でんきタイプの強さは攻めとしての、じめんタイプの強さは受けとしての強さである。高速高火力化が進む環境では攻撃側が有利であり、それはSM最終期のダブルで一世を風靡した限界雨構築などにも現れている。今後、でんきタイプの役割集中をコンセプトとした構築なども組めれば、と思っている。
今回の記事はここまで。お付き合いいただきありがとうございました。
でんきタイプとじめんタイプのライバル関係①
●でんきとじめんが強い話
USMが発売されて間もないが、現環境で強いタイプと言われれば、でんきとじめんの2タイプは間違いなく筆頭になる。でんき技の通りの良さは周知の通りで、そのでんきの一貫を切るじめんタイプが強いことも論を待たない。でんきタイプがじめん対策にめざ氷や草結びを持てば、じめんタイプはスカーフやチョッキといった手段で対抗する。この2タイプの関係はまさに相克と言っていい。
●でんきにもじめんにも強い
ここで、これら両タイプに強いポケモンを考察してみる。ここで挙げるポケモンたちは、現環境に刺さる可能性を大いに秘めていると思う。
①マンムー
刺さらない環境がない万年トップメタ。でんきの一貫を切りつつ、氷技でじめんに打点を持つ。持ち物や技構成のカスタマイズ性能も高く、本考察においても筆頭に挙げさせてもらった。
②霊獣ボルトロス
タイプと特性により、でんきおよびじめん技を完全にシャットアウトする。高いCからのめざ氷・草結びでじめんに負担をかけ、でんき対面では悪巧みや高速移動の起点とする。サイクル性能を持ちながら対面思考の構築にも組み込める、準伝の名に恥じぬスペックを持つ。
③ロトム系統
特にウォッシュ、ヒートの2体が強力。7世代のZ技環境では数値不足を指摘されることも多いが、タイプと特性の優秀さはまだまだ現役。特に、マンムー、ランドロス、カバルドンといった現環境のじめんタイプにめっぽう強い。ガブの衰退は追い風。オボンや残飯による耐久型はやや厳しさはあるものの、眼鏡、スカーフ、Zなどを持たせて短いサイクルに参加させる上では多くの構築に刺していけると思う。
今回の記事はここまで。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
USMで気になるポケモン①
USMで気になるポケモン
このポケモンは、SMでも優秀な特性、耐性、耐久から多くの活躍の機会があった。特に、高い対フェアリー性能という点では環境にマッチしたポケモンだったと言える。
このAベトベトンが、USMにて強力な教え技を多数取得し、大幅に強化された。以下、目ぼしい技を列挙してみる。
①リサイクル
SMでは同じ特性くいしんぼうのカビゴンがこの技による擬似高速再生を実現した。鈍い+リサイクルによる要塞化も可能で、USMにてAベトベトンも同じ芸当を得た。さらにたくわえる+リサイクルという唯一無二の手段も得て、単純に特殊受けとしての性能も上がり、受けループだけでなく多くの構築に組み込めるポケモンになった。
②3色パンチ
Aベトベトンは毒・悪の広い範囲があったため技構成は一致技がメインだった。そこへ3色パンチの習得により、よりピンポイントな刺し方をしていけるようになった。
具体的には、
炎P→ナット、カグヤ、ルカリオ
冷P→マンダ、ランド、カバ
雷P→ギャラ、カグヤ、ブルル
などなど。
これらのポケモンに対面、あるいは交代読みで刺していくことで相手の想定しない動きがとれる。さらに、これらの技を警戒させるだけで大いにこのポケモンの圧力が上がる。
新たな教え技により、Aベトベトンはカスタマイズ性能が段違いになった。USMでも注目のポケモンの一体だと思う。